子育てをしながら、頑張っているお母さん学生に焦点を当てていきたいと思います。
本校には、助産学科、3年課程、2年課程、准看護科の4つの学科がありますが、お母さん学生は、60名以上もいます。
今回は「お母さん学生特集」として3回に分けて、3人の教員でそれぞれの視点で掲載していきます。
第1回目は、准看護科の教員が担当いたします。
まずは、予め対象の学生に「お母さん学生特集」のアンケートにご協力頂きました。
そして、7月24日(水)のお昼休みに、実習で大変忙しい中、たくさんのお母さん学生が座談会に参加してくれました。
第1回目は、アンケート内容
1.准看護師・看護師・助産師を志望するきっかけとなったことや志望する理由
2.本校を選んだ理由
この2つの項目についてと座談会でのお話です。
アンケート結果の多かった意見のまとめとして、1. 准看護師・看護師・助産師を志望するきっかけとなったことや志望する理由では、「子どもの頃からの夢」、「介護職からのステップアップ」、「自分や家族の入院経験」などが多くありましたが、お母さん学生ということで「シングルマザーになったから」、「経済的自立のため」といった理由も見られました。
また、「以前から憧れていたので、子どもが大きくなり手がかからなくなったタイミングで入学してきた」という意見や、「家事と育児の両立をしながら、2年で資格を取得できる准看護師を目指したい」という意見も複数ありました。
2.本校を選んだ理由では、「家から近く通いやすい」という意見が最も多く、ここでも家事と育児の両立を考えて通学時間の短い学校を選んでいる実態が分かりました。また、「社会人入試の枠があるから」、「入試に理・数・英がなく受験しやすかった」、「社会人学生が多い」、「学費の安さ」、「准看護科と2年課程の4年で看護師資格が取れるから」などといった意見の他にも、周囲に本校卒業生がいるからという意見も多かったです。
7月24日の座談会では4つのグループに分かれて、助産学科、3年課程、2年課程、准看護科の学生とファシリテーター役の教員1名が加わり、楽しく和やかな雰囲気で、時間がすぐに過ぎてしまいました。
投げかけたテーマは、「この学校に入って良かったこと」、「工夫していること」などです。
良かったことでの意見として、今、小児実習に行っている学生は、「子育て中なので学習と実践がつながりやすく、子育てにも役立つ」と答えていました。
小学生の子どもを持つ学生は、「子どもと一緒に勉強ができて、テストの点を競い合っている。子どもとの時間がより共有・共感できて充実している。」と話してくれました。
工夫していることでは、「大変さを隠さない。見せることで、お手伝いをしてくれることが増えた。」、「事前に時間割や実習予定などで、スケジュールがわかるので、計画的に進めている。」などの意見がありました。
毎日、家事・育児・勉強・仕事もしているお母さん学生は、「時間がないから、集中できる。」、「子どもとの時間もより大切に思えてくる。」、「家族が一緒に頑張ってくれているから、自分も頑張れる。」と話してくれました。
お母さん学生のみなさん、大切な時間を割いて座談会に参加して頂き、ありがとうございました。
第2弾は、9月に掲載予定です。